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東洋医学からみた脱毛のサイン

2023.06.16

こんにちは。

西宮の皮フ科かわさきかおりクリニックです。

 

本日は、当院で施術を担当している鍼灸師からのコラム後編をお届けいたします。

鍼灸師コラムの前編はこちらから。

梅雨に入り、頭や身体の重だるさ、胃腸の不調、むくみ、倦怠感、なんだかすっきりしない、様々な不調が起こりやすい季節になります。東洋医学では、胃腸が影響を受けやすい時期となっていますので、冷たい飲食物、肥甘厚味(脂っこい物、甘い物、味付けの濃い物)の物、お酒、水分の飲みすぎには注意してお過ごしくださいね。

 

前回は、頭皮治療で鍼治療を併用するメリット東洋医学は身体のバランスを診る、そしてバランスの乱れが不調をきたすということについてお伝えさせていただきました。

 

今回は、続きとして東洋医学からみた脱毛のサインについてお伝えさせて頂きます!

血虚

血虚とは、血液が不足した状態です。

髪の毛は血の余りと考えられているので、血液が不足すると髪の毛の成長に必要な栄養が届けられなくなるので抜け毛や細くなる毛が増えます。

産後、特に授乳中の女性に抜け毛が起こりやすいのも、血液が不足しやすいためです。

腎虚

抜け毛との関係が深いのが腎虚です。
腎は生命力のもとと考えられています。髪の毛の艶やかな色、弾力などとも関係します。
ストレスや睡眠不足など生活習慣が乱れると、腎の力が弱くなり抜け毛の原因になることもあります。

肝気鬱血(かんきうっけつ)

精神的なストレスによる症状のことです。ストレスにより気と血の巡りが悪くなります。

髪の毛に血の栄養を届けられなくなると抜け毛が増え、ストレスが大きくなるので悪循環に陥りいります。

ストレス緩和などの自律神経に効能を出す鍼灸治療が有効になってきます。

湿熱

湿熱とは、体内に不要な水と熱がたまって気や血の巡りが悪くなった状態です。

食べ過ぎや飲み過ぎで余分なものが体の中にたまっていることが主な原因で、男性に多いといわれています。

まとめ

当院の鍼治療は、抜け毛の状態や至った経緯、現在の全身の状態、体質など、さまざまな要素を踏まえ、血流を促して頭皮の状態を正常な働きに近づけ発毛を促進させます。

 

また、薄毛や抜け毛は、臓腑や、体のバランスである気血水などが大きく関わっているとも言われています。

この臓腑や気血水の働きを正常化することで抜け毛や薄毛の予防や対策になるため、

頭髪部分だけでなく、首や肩、全身、個々の環境や状態からの診断により体質改善を測りながら、

個々の状態に合った鍼灸のアプローチを行っております。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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