こんにちは。
西宮の皮フ科かわさきかおりクリニック院長 川﨑加織です。
前回、女性ホルモンのお話しの際に少し触れましたプラセンタですが、
よく聞くけど実施はどんなもの?と思われている方もいるかもしれませんので、
本日はプラセンタのお話しです。
前回の女性ホルモンのお話はこちら。
プラセンタの由来
プラセンタは妊娠中に作られる臨時の臓器として知られる「胎盤」のことです。
もともとPlacentaはラテン語でおかし(ケーキ)を意味し、これは平たいホットケーキに似ていることからこう呼ばれるようになったとのことです。
プラセンタの役割
プラセンタはおなかの赤ちゃんのベッドとして機能し、出産時に赤ちゃんとともに排出されます。
プラセンタは胎児とは臍帯でつながり、そこから胎児に必要な酸素や栄養素を送る仲立ちをしたり、胎児の内臓にかわって排泄をしたりと生命の源となります。
他には、胎児にかわって呼吸作用、代謝解毒作用、内分泌作用、免疫作用、消化作用など万能の臓器として働くことでも知られています。
プラセンタの歴史
栄養成分がたっぷりはいったプラセンタは紀元前から、西洋や中国などでは乾燥させて薬として利用されてきました。
日本でも現在も使用されているプラセンタ注射薬は1950年代に登場しています。とても長い歴史の中で、人々に重宝されてきた成分だということがわかります。
それではプラセンタにはどのような栄養が入っているのか。こちらは次回詳しくお話ししますね。