西宮の皮フ科かわさきかおりクリニック院長　川﨑加織です。

秋は抜け毛の多い季節です。

通常より2倍量の100-200本／日と多く抜け毛がある時期です。
原因として季節要因が大きいように思います。

秋に抜け毛やパサつきが多い具体的な原因としてはいくつか挙げられます。

①夏の強い紫外線によるダメージ

肌は紫外線ブロックをしっかりされていると思いますが、髪もケアされている方はまだ少ないのではないでしょうか。
強い紫外線が髪の毛に直接あたり、水分を失うだけではなく、頭皮も日焼けのようなダメージを受けて、炎症を起こします。
これにより毛をつくる毛母細胞にまで影響を及ぼすことがあり結果抜け毛につながることがあります。
特に今年は夏の暑さが例年よりひどく、長引いたため、秋になって抜け毛が気になる人や髪質の変化を感じられた人がいるのではないでしょうか。

②湿度の低下

秋になると夏よりも湿度が下がります。
湿度が下がるとお肌同様に水分がどんどん蒸発して、乾燥してパサつきがみられます。
特に夏のダメージを受けた髪は保水力が弱まっているので、しっかりとトリートメントなどで外側からケアをする必要があります。特に今年は夏から秋への移行が急激だったため、ケアが追い付かず気が付いたらパサついていたということもあるかもしれません。

③水分不足

夏は「熱中症予防に」と意識的にしっかりと水分をとられている方も多いかもしれませんが、涼しくなると途端に水分量が減る方も多いと思います。
肌も髪も外からの補給だけでなく内側からの水分摂取が足りないと乾燥してしまいます。
秋冬も積極的に水分摂取を心がけて艶のある肌と髪を維持したいですね。
1日の水分摂取量は年齢や体格にもよりますが1500mlを一つの目安にしてみてください。

さぁ、すっかり秋です。外側からも内側からも季節にあったヘアケアをしていきましょう。

抜け毛が心配な方は一度当院へ相談にお越しくださいね。